
WEEKDAY : 15:00-21:00
HOLIDAY : 14:00-21:00
RECEPTION EVENT
11/3(FRI) : 19:00-23:00
¥1,000+1DRINK
本人のプロフィールには、
「潜在的に体内にあるエネルギーを作品に投影する。そこには一切の文脈的な意味付けなどは存在しない。」
と、ある。
彼の作品群は一見して、気が狂っている。
違和感、ではヌルい。グロテスク、では有り体だ。
全く正常ではない。
かろうじてヒトのかたちを確認することもできるが、
完全に歪みきったその形状は、いや、形状がひずんでいるのではなく、
人間のヒズミそのものを描いているようにみえる。
ともすれば、これを描く彼自身がひずんでいるようにみえる。
だけどどうだろう。
よく聞いてみて、彼の声を。
「気が狂ってるのはあなたの方だ」と言ってるんですよ。
全く正常ではない世界を誰よりも冷静に捉え、そのまんま表現しているんですよ。
これがあなたの姿だ、と。
まあ本人は「一切の文脈的な意味付けなどは存在しない」と言ってるんだし、
真の思いなんて知る由もないんだけど。
彼のパフォーマンス・アートのひとつである”MYWAR_YUICHIRO”にしてもそうだ。
ハードコア・パンクバンドの象徴的なデザインがプリントされた服を死ぬまで毎日着続けるなんて、かなりおかしい。
彼の顔が並ぶインスタグラムの画面は、やはり全く正常ではない空気を漂わせている。
「この人、毎日BLACK FLAGのTシャツ着てんの、やばくない?!」
というハイプが(ユース世代に吹くレイモンド・ペティボン旋風も手伝って)起こっているけれど、
それを尻目に彼はひたすらMYWARを着て、不和を発信し続ける。
あなたが飽きても、彼は死ぬまで(もしくは自分に負けるまで)WARを継続する。
なんのために?
意味は無いのだそうだ。
それってやばくない?狂ってない?
いや、気が狂ってるのはあなたの方なのだ。
TANG DENG 石丸

田巻 裕一郎
1985年東京生まれ。2004年より作品発表を開始。
ドローイング・立体・シルクスクリーン・ボディパフォーマンスなどを用いた表現活動家。
潜在的に体内にあるエネルギーを作品に投影する。そこには一切の文脈的な意味付けなどは存在しない。
個展
2004 「IDENTT」ギャラリー・ディスコガール /東京
2008 「IZKOへ」The Ghetto 百Gallery /東京
2017 「リトミック」小岩Bush Bash /東京
グループ展
2009 「POMY Pirates Of Mise desu Yan」La Fuente 代官山 Creative Bridge /東京
「ANAL DRAGON」commune /東京
2015 「“Magnetic Composition - 01” Three Men Exhibition」CORNER PRINTING KG GALLERY /東京
2016 「“Magnetic Composition - 02” Three Men Exhibition」 PULP /大阪
「Hidden Circus presents “DUNNO” Group Exhibition」 CORNER PRINTING KG GALLERY /東京

GRIM
GRIM は1985年、White hospital のメンバーであった小長谷淳を主幹に活動を開始。
現在、GRIM のパフォーマンスではエレクトロと肉体の融合を基に日常を越え非日常の光景をもたらす。

maruosa
1980年大阪生、東京在住。
ミュージシャンとして20ヵ国以上でライブを行い、世界三大メディアアートフェス”Sónar”(スペイン)、
約28万人もの来場者を誇る欧州最大級フェスの1つ”Roskilde Festival”(デンマーク)、世界最大の音楽見本市”SXSW(アメリカ)”など、数々のフェスティバルに出演。
トラックメイカーとして"CASIO"や"日本雑誌広告賞 / 第55回 JAA広告賞"などのCM、ファッションブランド“TOKYO DRESS"のイメージムービー、デザイナー・イラストレーターとのコラボレーション等、様々なシーンで楽曲を提供。また、かた焼きそば研究家としてテレビ・ラジオ出演やコラム執筆などの活動も行う。

Fuguli
Yoshitaka Shirakura(DJ/写真家)と冷泉 淳(音楽家)によるDJユニット。音楽の北端より異形の盤の数々をフロアへ投げ入れる。音響詩、サウンドアート、現代音楽、ノイズからテクノまで、限りなく演奏にまで近づけた類の無いステップ。アヴァンギャルドのエッジにグルーヴを見出そうと試みる新しいキンタマ。