
荻原楽太郎写真展
失楽園
2016 7.31(SUN.) - 8.6(SAT.)
7.31 OPENING PARTY
8.6 CLOSING PARTY
coming soon...
この度半蔵門ANAGRAでは写真家、萩原楽太郎の初個展を開催することとなりました。
僕が初めて会ったのはおよそ6年前、先輩かと思い話しかけたら、後輩だったところから始まります。
25歳という年齢であの風貌、そして楽太郎という名前。そのインパクトはキャラクターとしてだけではありません。自分が何者でもないと思っていたらしい大学生の頃にふと手に入ったカメラを、彼はまさに肌身離さず持ち続け、何処へでも行き、シャッターを切り続けました。きめ細かく、綺麗に、ある種現実離れしたような写真の数々を撮り続け、その数は30万枚を超えます。
彼は自分の写真を「記録」としていると話してくれたことがありますが、カメラマン本人がその写真に映ることはありません。しかし彼がシャッターを押すその瞬間は、まさに彼がそこに存在した「記録」なのだと思います。今回はそんな彼が最も愛した一つの楽園をテーマに、彼の記録の一部を個展という形で開催いたします。デジタルでしか見ることができなかった作品を現物で体感することができる貴重な機会となりますので、皆様ぜひこの機会にお越しください。
—ANAGRA
都内某所で5年程撮りためた写真を展示します。
この場所に根付き、生活し、一部となって彼らの生活を眺め続けていると、
世間では鼻つまみ者であろう彼らの一挙手一投足が、美しく思えてならないのです。
離れてより一層、この場所への想いは募るばかりですが、
自分なりに整理を兼ねて展示させていただく次第です。
音楽と紫煙と吐瀉物が入り乱れた混沌を、そこから立ち昇る臭いを、エネルギーを。
幾ばくかでも感じていただけたら幸いです。
—荻原楽太郎


荻原楽太郎
1991年 スウェーデンに生まれる
2010年 多摩美術大学芸術学科入学。この頃から写真を撮り始める
2015年 退学。フリーランスの写真家として活動中。