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2018

6.23 SAT- 6.30 SAT​

OPEN

WEEKDAY  15:00-22:00

HOLIDAY   14:00-21:00

CLOSING PARTY

6.30

18:00-22:00

ENTRANCE / 1DRINK ¥500

ACT/

EMARLE
yolabmi
Constellation Botsu

メトロノリ
不時着

自由で虚無、それは現代の愛のかたち。

オートモアイの絵は排他的な気配を漂わせながらも、すべてを慈しむように受容しています。

それは愛が能動から受容へ変化していることを示唆と言えるでしょう。

オートモアイはこれまで、表情が描かれない女性像を中心に、多くのドローイングを残してきました。

2018年2月に刊行した『Endless Beginning』には300点に及ぶドローイング作品が収められています。
 

ドローイング作品では1枚の絵の中に同一人物と思われる女性が複数存在し、多種多様な行動や感情を表し、時間軸の存在を示唆しています。一人の人物が矛盾や起伏を抱えること、一つの事象は多角的に捉えると異なる見え方があること、そうした事実を事実として描くさまは、情熱的なタッチ、力強い線とは対象に冷静で理知的です。また、刊行時に開催した展覧会では、画集の内容とは異なる、色彩やレイヤーの豊かなペインティングを発表し、イラストレーションから絵画への展開を見せました。
 

明確に無を表す背景と、曖昧に描かれる風景、匿名的な人物像の重なりからなる作品は、現代の都市における自他との関係性を明るみにしています。写真が「かつてそこに」だけでなく「いまここ」という新しい機能(もしくは側面)を得た今日の現象と要因を同じくし、それは自他の隔離・混迷という、実在する現象が描かれます。1枚の絵のなかに重なる感情や情景は、物事の明確さや単純さを失った今日の私達そのものかもしれません。これは現代の肖像画と呼べるでしょう。

本展で期待される新作は、これまでのドローイングのように意味深なモチーフが多く登場し、色彩ゆたかに仕上げられています。暴力や死、ロマンスや痛み、愛らしさに付きまとう不平等、これらを同時に、そして等しく鑑賞することは、まるで新しい環境へ身を晒すような鮮度があります。

 

人類は通信速度と関係性の発展速度も加速させています。変化に気づくこと、多面性を理解することがより重要視されていくなか、オートモアイの絵は排他的な気配を漂わせながらも、すべてを慈しむように受容しています。それは愛が能動から受容へ変化していることを示唆と言えるでしょう。この機会に是非、新しいオートモアイの新作”THIS CAN’T BE LOVE ”をご高覧ください。

 

text: 柴田さやか

オートモアイ

1990 年生まれ、神奈川県在住

2015年頃から絵を軸にした活動を始め、アノニマスな女性像をベースに非現実的な世界を描く。

これまでの主な仕事はCDジャケット、グッズデザイン、イベントフライヤー等

 

auto-moai.tumblr.com 

twitter : auto_moai 

instgram : auto_moai


 

主な個展と活動

2015.3   ラブレターカミングフロムミー (個展、pocke、東京)

2015.9   NOT FEEL AT HOME (個展、pocke、東京)

2015.11 故郷は未開の惑星  (個展、インストジオ、東京)

2016.1   POLY NUDE (個展、Anagra、東京)

2016.10 Sweet Revenge (個展、Anagra、東京)

2017.11 NOWHERE (個展、Impact HUB Tokyo、東京)

2018.2   『Endless Beginning』(画集、焚書舎より刊行)

2018.2   Endless Beginning (個展、OVER THE BORDER、東京)

2018.3   Endless Beginning (個展、GOOD MORNING MOM、宮城)

2018.4   Endless Beginning (原画展、BOOKNERD、岩手)


 

主なグループ展

2015.4   シュルツ編集長のブックマーク (ARTON、東京)

2015.6   みちづれ (ぽたかふぇ。、東京)

2015.7   混濁池 (なかのZERO、東京)

2015.11 TRIPS ARE TRIPS GIRLS ARE GIRLS (TAV GALLERY、東京)

2016.6   AMAGOI DISCO by otana × 17 Illustrators (KIAN art gallery、東京)

2016.10 吉原芸術大サービス 2016 (東京)

2017.2   BADULT (Anagra、東京)

2017.6   BLINDERS (Galerie LE MONDE、東京)

2017.7   怪奇!納涼祭 (LUCK、東京)

2017.7   PARK GALLERY presents 100年後展 (hoffma、大阪)

2017.8   WARHOLE vol2 (Anagra、東京)

2017.10 New gig 4 (ARGUMENT GALLERY、東京)

2018.01 101・タンバリンギャラリー合同企画 『SAKE TO ART』 (101、Tambourin Gallery、東京)

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