2018

0703-0707

Reception party

07.03

18:00-23:00

「ゲスト入ってるんですけど」

――非常によく親しまれているこの言葉は、攻撃的なビートにうずめられた真っ暗な空間の中に私たちを連れて行ってくれる魔法の呪文のようによく唱えられる。優越感とともに口に出され恐縮しながら聞かれる「魔法の呪文」は、言うもののイメージと社会的地位を作り上げるのに役立つ言葉でもある。インドネシアのエレクトロニックミュージックカルチャーに深い関わりを持つガル・アニンディタ(ジョグジャカルタ)、イチャン・ハレム(バリ島)、髙屋佳乃子(バリ島/日本)。3人のインドネシアと日本のアーティストは、現地で繰り広げられるインディペンデントな音楽シーンの中で自然発生的に集まった。それぞれのアーティストは異なる解釈をもちながら、同じシーンで出会ったことによりアイデアや考えを同化させていった。音楽によって恍惚状態におかれ混合し合う、宗教、政治、習慣、性別。この展覧会で展示される作品の数々は、インドネシアのアンダーグラウンドシーンにレスポンスする、マニフェストといえる。異なる背景と美学を持つ3人のアーティストたちのスタイルは「SORRY, NO GUESTLIST!」のひと言に共通項を見いだすことができるだろう。さあパーティーを始めよう!

Galuh Anindita Vardhana -ガル・アニンディタ・ファルダナ-

出身地:ジャワ島 ジョグジャカルタ特別州
 

現在も同地を拠点に精力的な制作活動を展開する、画家、陶芸家。
 

ジョグジャカルタの「Institut Seni Indonesia(インドネシア芸術大学)」を卒業する。陶芸を中心 に、水彩、油彩、ジュエリーデザイン、コラージュなど、多彩なアウトプットソースを持つ。非常に女 性らしい細やかさと温かみあふれる色彩で、みずみずしく美しい作品を作り続けている。なお昨年は 日本へも渡り、愛知県瀬戸市の陶匠のもとで日本式の陶芸も学んだ。
 https://www.instagram.com/galuhanndt/

Ican Harem -イチャン・ハレム-

 出身地:スマトラ島・アチェ州
 

現在はバリ島を拠点に活動する、ペインティング&ドローイング アーティスト。
 

ストリートアートやポップカルチャーの美学、パンク・ロック、メタルバンドのサブカルチャーなどか ら強い影響を受け、奇抜な世界観を表現したイラストやメッセージで数多くのフォロワーを持つ。ジャ ケット、カバン、シューズ、古着、肖像画、あらゆる素材にペイントする「カスタムペイントプロジェ クト」を中心に、昨年オリジナル塗料ブランドを発表し、日本などへも輸出。また胸像やオブジェの 制作も精力的に展開している。

https://www.instagram.com/icanharem/

Kanoko Takaya  髙屋 佳乃子

出身地:日本 京都府
 

現在はバリ島を拠点に活動する、ビジュアル アーティスト。
 

母親のライフワークにより幼いころからインドネシアの民芸やバティックに慣れ親しみながら育つ。京都精華大学ビジュアルデザイン学科を卒業後、2016年にインドネシア・ソロにある’’National University of the Arts Surakarta (ISI)” にて芸術を学ぶ。多くの表現に顔や表情が使われる。 ドローイングのみならず、壁画、ろうけつ染め、陶芸、立体作品などを制作している。又、ジャワ島で伝統仮面作りを学び、後に自身でもいくつかの仮面を制作している。現在はバリ島アパレルショップ「ピテカントロプス」において、自身のアートワーク を施すブランド「Kanokon」を展開している。https://www.instagram.com/kanokotakaya/

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